「モンテッソーリ教育」「シュタイナー教育」「レッジョ・エミリア教育」。子育てや教育に関心を持つ方なら、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。これらはいずれも「オルタナティブ教育」と呼ばれる、公教育とは少し違ったアプローチをとる教育法のひとつです。
オルタナティブ教育の特徴は、子どもを一人の人間として尊重し、その主体性や創造性を育む点にあります。20世紀初頭からヨーロッパを中心に広がり、今では世界中で多様な実践が行われています。
この記事では、代表的なオルタナティブ教育である
- モンテッソーリ教育
- シュタイナー教育(ウォルドルフ教育)
- レッジョ・エミリア教育
- イエナプラン教育
- ドルトンプラン教育
- サドベリー教育
- フレネ教育
を取り上げ、それぞれの背景や理念、教育方法を整理します。まずは「オルタナティブ教育とは何か」を概観し、比較表で全体像を示したうえで、各教育法の違いと共通点を解説していきましょう。
オルタナティブ教育とは|公教育に対する「もう一つの選択肢」
オルタナティブ(alternative)教育とは、文字通り「もう一つの教育の選択肢」を意味します。従来の学校教育が画一的なカリキュラムや一斉授業を基盤としてきたのに対し、オルタナティブ教育は子どもの個性や主体性を尊重し、自ら学ぶ力を育む教育法を指します。
その背景には、20世紀初頭の新教育運動があります。産業革命後に広まった詰め込み型の学校教育に対し、「子どもは一人ひとり違う存在であり、その成長を尊重すべきだ」という思想が生まれ、ヨーロッパを中心にさまざまな教育法が誕生しました。
ここでは代表的な7つの教育法を比較表で整理し、全体像を見てみましょう。
代表的なオルタナティブ教育の比較表
教育法 | 発祥国・時期 | 創始者 | 教育観・理念 | 主な特徴 |
---|---|---|---|---|
モンテッソーリ教育 | イタリア・1907年 | マリア・モンテッソーリ | 子どもは「自己教育力」を持つ | 教具を用いた自発学習、縦割りクラス、敏感期 |
シュタイナー教育(ウォルドルフ教育) | ドイツ・1919年 | ルドルフ・シュタイナー | 全人教育、「自由な人間」の育成 | 芸術重視、7年周期の発達段階、エポック授業 |
レッジョ・エミリア教育 | イタリア・1945年頃 | ローリス・マラグッツィら | 「子どもは100のことばを持つ」 | プロジェクト型学習、ドキュメンテーション、環境=第三の教師 |
イエナプラン教育 | ドイツ→オランダ・1920年代 | ペーター・ペーターゼン | 共同体の中で個を尊重 | 「対話・遊び・仕事・催し」、異年齢学級 |
ドルトンプラン教育 | アメリカ・1919年 | ヘレン・パーカースト | 自由と責任に基づく自律学習 | 学習契約(アサインメント)、ラボ方式、個別進度 |
サドベリー教育 | アメリカ・1968年 | サドベリー・バレー・スクール | 自主性と民主主義の徹底 | 時間割なし、全員平等の学校運営、自由な活動 |
フレネ教育 | フランス・1920年代 | セレスタン・フレネ | 生活に根ざした学びと民主性 | 自由作文、学校印刷所、学級協同組合、アトリエ活動 |
このように、オルタナティブ教育には共通して「子ども中心」「自発的な学び」「多様性の尊重」という理念がありますが、アプローチの方法や教師の役割には大きな違いがあります。次章からは、それぞれの教育法について詳しく見ていきましょう。
モンテッソーリ教育とは|子どもの「自己教育力」を尊重する学び
モンテッソーリ教育は、オルタナティブ教育の中でも最も広く知られている教育法のひとつです。世界中の幼稚園や小学校で導入されており、著名な実践者や卒業生も数多く存在します。その根底にあるのは「子どもは自らを育てる力を持っている」という考え方です。
誕生の背景
1907年、イタリアの医師で教育者のマリア・モンテッソーリが、ローマのスラム街に「子どもの家(カサ・デイ・バンビーニ)」を開設したのが始まりです。知的障害児の治療教育に携わっていた経験から、子どもを観察し科学的に学習環境を整える教育法を体系化しました。当初は貧困層の子どもを対象としていましたが、その成果が注目され、瞬く間に世界中へ広がっていきました。
教育観と理念
モンテッソーリ教育の核心は、「自己教育力」(auto-education)という考え方です。子どもは本来、環境さえ整えば自ら成長し学ぶ力を備えており、大人はそれを妨げず支える存在に徹するべきだとされます。特に0〜6歳は「敏感期」と呼ばれ、言語・運動・感覚・秩序などへの強い集中力が見られる時期。この時期に適切な活動ができるよう環境を整えることが重要だと説きました。
実践の特徴
- 準備された環境:教室は整然とし、子どもが自分で選んで活動できるよう特殊な「モンテッソーリ教具」が並ぶ
- 縦割りクラス:異年齢の子どもが一緒に過ごすことで、自然に学び合いや助け合いが生まれる
- 自由な選択と集中:子どもは興味のある教材を自分で選び、満足するまで繰り返し取り組む
- 教師の役割:教える人ではなく、観察者・援助者として子どもの学びを支える
評価はテストや点数ではなく、子どもの自立心や集中の深まりといった内面的な成長に重きが置かれます。

シュタイナー教育とは|芸術とリズムを重んじる全人教育
モンテッソーリ教育と並んで世界的に知られているのがシュタイナー教育(ウォルドルフ教育)です。子どもの知性だけでなく、感情や身体、精神まで含めた「全人教育」を目指す点に特徴があります。
誕生の背景
1919年、オーストリア出身の哲学者・思想家ルドルフ・シュタイナーによって、ドイツ・シュトゥットガルトに労働者の子どものための学校が設立されたのが始まりです。勤務先であったタバコ工場(ヴァルドルフ社)の名をとり「ウォルドルフ学校」と呼ばれるようになりました。その背景には、第一次世界大戦後の社会不安の中で「自由で創造的に生きる人間を育てる」という強い理念がありました。
教育観と理念
シュタイナー教育の根本は「人間は自由な存在として自己を形成していく」という考え方です。そのために必要なのは、頭(思考)・心(感情)・体(意志)の三つをバランスよく育む教育。シュタイナーは人間の成長を7年周期で捉え、0〜7歳は身体、7〜14歳は感情、14〜21歳は思考を重点的に育てるべきだとしました。
この子ども観は、人間を単なる知識習得の対象とせず、精神性や芸術性も含めた存在として尊重する点に大きな特徴があります。
実践の特徴
- 芸術活動の重視:絵画、音楽、演劇、手工芸などを日常的に取り入れ、感性や創造力を育てる
- エポック授業:主要教科を数週間単位で集中的に学び、深く理解する方式
- 担任の持ち上がり:同じ教師が低学年から8年間ほど担任を続け、信頼関係を築く
- 季節や行事とのつながり:農作業や年中行事を大切にし、自然や社会との一体感を育む
- 評価方法:テストや成績表ではなく、文章による成長記録や観察を中心とする
現在、シュタイナー/ウォルドルフ学校は世界70か国以上に広がり、芸術性と人間性を重視する独自の教育として支持されています。
レッジョ・エミリア教育とは|子どもの「100のことば」を尊重する探究型教育
イタリア発のレッジョ・エミリア教育は、「子どもは生まれながらにして多様な表現手段と可能性を持っている」という考えに基づいた教育法です。アートや対話を通じた探究活動を重視し、世界中の幼児教育に大きな影響を与えています。
誕生の背景
第二次世界大戦後、イタリア北部の町レッジョ・エミリアで市民が自ら幼児施設を建設したのが始まりです。その後、教育者ローリス・マラグッツィが中心となり、「子どもの権利と可能性を尊重する教育」として体系化しました。戦後の民主化運動の流れを受け、市民参加型の教育モデルとして発展した点に大きな特徴があります。
教育観と理念
レッジョ・エミリアの理念は、マラグッツィの言葉「子どもには100のことばがある」に象徴されます。これは、子どもが言語だけでなく、絵画・音楽・身体表現・工作など多様な方法で世界を理解し、表現できる存在であるという考えです。大人はその力を信じ、子どもの探究に伴走するパートナーであるべきだとされます。
実践の特徴
- プロジェクト型学習:子どもの興味や問いを出発点に、数週間から数か月にわたってテーマを探究
- ドキュメンテーション:子どもの発言や活動を丁寧に記録し、学びを可視化・振り返りに活用
- 環境=第三の教師:教室や園舎のデザインを重視し、光・素材・空間を活かした学習環境を整備
- 協働と対話:子ども同士の関わりや保護者・地域との連携を大切にし、共同体全体で学びを支える
レッジョ・エミリア教育は主に幼児期を対象に広まりましたが、その哲学は美術教育や探究学習の分野でも応用され、世界各国で注目されています。
イエナプラン教育とは|共同体の中で個を尊重する学び
イエナプラン教育は、学校を単なる学習の場ではなく「生活共同体」として捉える教育法です。子どもの個性を尊重しながら、異年齢の仲間との交流や共同生活を通じて社会性を育てる点に大きな特徴があります。
誕生の背景
1920年代、ドイツのイエナ大学教授ペーター・ペーターゼンによって提唱されました。当時の画一的な学校制度に対し、「子どもたちが互いに学び合う学校」を目指して考案されたのが始まりです。戦後、この理念はオランダで広く受け継がれ、現在では200校以上のイエナプラン・スクールが存在します。
教育観と理念
イエナプラン教育は「すべての子どもはかけがえのない存在である」という前提に立ちます。そのうえで、子どもは共同体の一員として互いに助け合い、責任を分かち合う中で成長するという考え方が根底にあります。つまり、個の尊重と共同体での共生を両立させる教育理念です。
実践の特徴
- 4つの基本活動:「対話・遊び・仕事(学習)・催し」をバランスよく組み合わせる日課
- 異年齢学級:兄弟姉妹のように複数学年が同じクラスで学び合うスタイル
- 家庭的な雰囲気:教室は「リビングルーム」のように整えられ、安心感を持てる環境づくりを重視
- 話し合いによる運営:クラスのルールや行事は子どもと教師の対話で決め、自治的に運営
イエナプラン教育は、学力偏重ではなく「ともに生きる力」を育てる教育として、特にオランダやドイツで根付いています。
ドルトンプラン教育とは|自由と責任に基づく自律学習
ドルトンプラン教育は、子どもに「自由」と同時に「責任」を与えることで、自律的な学びを育てる教育法です。自分の計画に基づいて学習を進めるスタイルは、従来の一斉授業とは大きく異なり、主体性と自己管理能力を伸ばすことを目的としています。
誕生の背景
1919年、アメリカの教育者ヘレン・パーカーストが、従来の時間割に縛られない柔軟な学習システムとして提唱しました。最初の実験校が開かれたマサチューセッツ州ドルトンの町名に由来して「ドルトンプラン」と呼ばれます。後にニューヨークへ移った「ドルトン・スクール」を中心に広まり、欧米や日本の一部の学校にも導入されています。
教育観と理念
ドルトンプランの核心は「自由には責任が伴う」という原理です。子どもは自らの興味やペースで学ぶ自由を持つ一方で、与えられた課題を計画的にやり遂げる責任を負います。この体験を通じて、学習への主体性だけでなく、社会で必要とされる責任感や協働性も育まれるとされています。
実践の特徴
- アサインメント(学習契約):教科ごとに課される課題を、自分で計画を立てて期限までに完成させる
- ラボラトリー(教科室):生徒は自分の進度に合わせて教科室を移動し、必要に応じて教師から個別指導を受ける
- ハウス制度:家庭的な雰囲気の「ハウス」に所属し、生活面や学習面でのサポートを受ける
- 自己管理能力の育成:時間の使い方や課題の進め方を自分で決めることで、自己調整力を鍛える
大学のような自由度を中等教育に導入した点で画期的であり、子どもの主体性を重んじつつ協調性も養う教育モデルといえます。
サドベリー教育とは|徹底した自主性と民主制の学校
サドベリー教育は、既存の学校像を大きく覆す教育モデルです。時間割もカリキュラムも存在せず、子ども自身が一日の過ごし方や学びをすべて決めます。徹底した自主性と、子どもと大人が平等に学校を運営する民主主義が特徴です。
誕生の背景
1968年、アメリカ・マサチューセッツ州で設立されたサドベリー・バレー・スクールが始まりです。共同創設者ダニエル・グリーンバーグらは、管理主義的な学校制度に異議を唱え、「子どもに完全な自由を与える学校」を構想しました。その理念に共感する人々によって、現在では世界各地に同様の学校が広がっています。
教育観と理念
サドベリー教育の根本にあるのは「子どもは自分に必要なことを自ら学ぶ力を持っている」という考え方です。大人が決めた授業やテストに従う必要はなく、本人が関心を持ったときにこそ学びが深まるとされます。また、学校運営は直接民主制で行われ、子どもも大人も一人一票の権利を持ちます。規則の制定やスタッフの採用まで、生徒と大人が対等に決定に関わる点はユニークです。
実践の特徴
- カリキュラムなし:教科や授業時間は存在せず、子どもが自由に一日を組み立てる
- 自由な活動:遊び、読書、スポーツ、芸術、対話など、活動内容はすべて自己選択
- スタッフの役割:教師ではなく「相談相手」として存在し、子どもの自主性を妨げない
- 学校運営の民主化:全員参加の「スクールミーティング」で規則や予算、方針を決定
- 司法委員会:トラブルや規則違反は生徒主体の委員会で審議し、公正な判断を下す
このように、サドベリー教育は自由と民主主義を徹底し、子どもが「自己決定」と「共同体での責任」を同時に学ぶ場となっています。
フレネ教育とは|生活に根ざした学びと協同の実践
フレネ教育は、フランスの小学校教師セレスタン・フレネによって始められた教育法です。子どもの日常生活や興味を学びの出発点とし、自由な表現と仲間との協同を通じて成長を促す点に特徴があります。
誕生の背景
1920年代、南フランスの農村に勤務していたフレネは、伝統的な授業に集中できない子どもたちに悩んでいました。そこで教室に印刷機を持ち込み、子どもたちが自分の作文を新聞のように刷り出して配布する活動を始めたのがきっかけです。この実践が「学校印刷所」として注目され、やがて教育法として体系化されました。
教育観と理念
フレネ教育の理念は「子どもは日常生活から学ぶ」というシンプルな考え方です。子どもが自分の経験や関心事を表現し、仲間と共有することが学びの出発点になります。また、学級を子ども自身が運営する「協同組合」と位置づけ、民主的な体験を通じて社会性を育てることも重視しました。
実践の特徴
- 自由作文と学校印刷所:子どもが日常を文章にまとめ、印刷して学級新聞や冊子を作る
- 学校間通信:印刷物を他校と交換し、外の仲間とつながることで意欲を高める
- アトリエ活動:絵画・工作・音楽・演劇などの創作活動を自由に選んで取り組む環境づくり
- 個別化された学習:基礎教科は子どもが自分で計画を立て、プリントや教材で自習する
- 学級協同組合:クラス運営を子どもたち自身で話し合い、ルールや行事を民主的に決定
フレネ教育は、子どもの主体性と協同性を同時に育てる教育法として、フランスだけでなく世界各国に広がりました。日本でも一部のフリースクールや公教育の中で取り入れられています。
代表的なオルタナティブ教育法の比較と共通点
ここまでモンテッソーリ教育からフレネ教育まで、7つの代表的なオルタナティブ教育を見てきました。どれも「子どもを中心に据える」という共通点を持ちながら、実際のアプローチや教師の役割には大きな違いがあります。ここでは、その共通点と相違点を整理します。
共通点
- 子ども中心:大人が教え込むのではなく、子ども自身の内発的な力や興味を尊重する
- 多様性の尊重:発達のペースや興味の違いを受け入れ、異年齢集団や個別化された学習を導入
- 創造性の重視:芸術活動・表現活動・実体験を通じ、知識だけでなく感性や社会性を育む
- 評価方法の工夫:テストや点数ではなく、観察・記録・ポートフォリオを用いた学びの可視化
- 民主性・共同体性:子どもがクラス運営や学校生活に参加し、自治や協働を経験する
相違点
- 教師の役割:
- モンテッソーリ → 観察者・環境を整える人
- シュタイナー → 精神的リーダー、模範となる存在
- レッジョ → 子どもと並走するパートナー
- サドベリー → 指導しない「スタッフ」
- カリキュラムのあり方:
- シュタイナーやモンテッソーリ → 独自の体系的カリキュラムあり
- レッジョ → 子どもの興味からプロジェクトが立ち上がる柔軟型
- サドベリー → カリキュラムそのものを持たない
- 対象年齢や実施領域:
- レッジョ → 主に幼児教育
- モンテッソーリ・シュタイナー・フレネ → 幼児から中等教育まで広がりあり
- サドベリー → 学齢期全般を対象に自由学習
つまり、オルタナティブ教育は「子ども中心」という大きな共通理念を持ちながらも、実践スタイルは多様です。それぞれの教育法は文化や社会背景に根ざしており、「子どもをどう育てたいのか」という問いに対する複数の答えだといえるでしょう。
デンマークの教育とペダゴーとは|学びと福祉をつなぐ専門職
ヨーロッパで広がったオルタナティブ教育の思想は、北欧の国々にも独自のかたちで受け継がれています。その代表例が、デンマークに存在する「ペダゴー(Pædagog)」と呼ばれる専門職です。ペダゴーは教師とも保育士とも違い、教育と福祉の両面から子どもの成長を支える存在として社会に根付いています。
ペダゴーとは
ペダゴーは、子どもを「学び手」であると同時に「生活者」として支える専門職です。大学で3年以上の専門教育を受け、発達心理・教育学・福祉を横断的に学んで資格を取得します。現場では幼稚園・小学校・学童クラブだけでなく、障害児施設や青少年支援、高齢者ケアまで、幅広い年齢層の「生活と発達」を支える仕事に携わります。

子ども観と教育観
ペダゴーの根底にあるのは「子どもを一人の人間として尊重する」という考え方です。北欧の教育は、学力だけでなく幸福感や社会性を重んじる点に特徴があります。特に小学校の入り口では、学習への適応を支える役割としてペダゴーが配置され、子ども同士の関係づくりや自尊心を育てるサポートを行います。
日本で学べるフィーノリッケ・ペダゴー
デンマークのペダゴーの理念は、日本でも注目されるようになりました。そのエッセンスを学べるのが「フィーノリッケ・ペダゴー®資格講座」です。デンマークの教育思想をベースに、日本の保育・教育現場に合う形で体系化されており、保育士・教員・子育て中の保護者など幅広い層が学んでいます。
子どもを「ありのまま」に受け入れ、個性や社会性を育むアプローチは、モンテッソーリやシュタイナー、レッジョといったオルタナティブ教育と共通する理念を持ちながら、福祉や地域とのつながりを重視する点で独自です。
「フィーノリッケペダゴー資格認定講座」は、デンマークの教育専門職「ペダゴー(Pædagog)」の理念と実践を基に、日本の保育・教育現場に適応した民間資格プログラムです。
この講座は、子どもの社会性や感情理解を育むための対話的・実践的なスキルを習得することを目的としています。
\100人以上の教育従事者が実際に体験/
まとめ|オルタナティブ教育の多様性と普遍性
オルタナティブ教育は、モンテッソーリやシュタイナー、レッジョ・エミリアをはじめ、イエナプラン、ドルトンプラン、サドベリー、フレネなど、実に多様な形で世界に広がってきました。それぞれの方法には異なる背景や実践の工夫がありますが、共通しているのは「子どもを尊重し、自ら学ぶ力を信じる」という理念です。
一方で、教師の役割やカリキュラムのあり方は教育法によって大きく異なります。体系化された方法を重視するものもあれば、子どもの興味や共同体運営に完全に委ねるものもあります。こうした違いこそがオルタナティブ教育の豊かさであり、教育に唯一の正解がないことを物語っています。
そして北欧デンマークに根付くペダゴーは、これらの教育思想を引き継ぎながら「学び」と「福祉」をつなぐ存在として発展しました。日本でその理念を学べる「フィーノリッケ・ペダゴー®資格講座」は、子どもと関わる保護者や教育・保育現場の方々にとって、実践的な学びの機会となるはずです。