学芸員 / フィーノリッケモジュール認定講師
HIROKI NAGATA
- フィーノリッケモジュール認定講師
- LEGO® SERIOUS PLAY®認定ファシリテーター
- 学芸員
- 作曲家
慶應義塾大学卒。自治体で民間保育所運営支援、文部科学省への出向、スタートアップ支援等の業務を経て、小中学生向けアントレプレナーシップ教育プログラムを立ち上げ。その過程で、幼少期から心の豊かさや主体性などを育むデンマークの教育手法に出会い衝撃を受け、フィーノリッケに講師として参画。現職は科学館勤務。
作曲家としての顔も持っており、コンセプトアルバムの制作やプラネタリウム番組への楽曲提供なども行う。宇宙や音楽、スポーツ、将棋などの「遊び」を通じ、精神的にも豊かになる教育を創るペダゴーを目指す。
Q&A
フィーノリッケに入ったきっかけは?
デンマークの教育手法に衝撃を受け、調べて出てきたフィーノリッケの講座を受講したのがきっかけです。デンマーク現地での研修も経て、これからの日本に必要なのはこれだと確信し、講師として参画させていただきました。
自分の武器・得意なことは?
自治体や文科省等での勤務を通じ、様々な分野を俯瞰して見てきたことから、多様なステークホルダーの考え方に対する理解があります。また、音楽やスポーツ、将棋やゲーム、天体撮影など、子どもと関わるのに使える武器を数多く持っています。最近は作曲スキルと宇宙に関する知識を組み合わせて、精神的にも豊かになる教育手法を探求することが関心事です。
デンマークでお気に入りの場所・文化・習慣は?
ルイジアナ近代美術館です。世界一美しいと評される美術館ですが、デンマークらしく一人一人が好きなように多様な過ごし方ができます。エアスン海峡を眺めながら一日中過ごすだけでも飽きない場所です。デンマークに初めて訪れた際、コペンハーゲンから自転車で行き、さらにその先のクロンボー城まで走ったのは良い思い出です。
デンマーク教育に惹かれたきっかけは?
大学入試の小論文で「新しいものを発明せよ」という課題が出た際、サーキュラーエコノミーのような図を描き、「これからはモノより心の豊かさが重要になる」と述べたのですが、学生の頃から精神的豊かさがより重要になる時代が来ると考えていました。それから時を経て自分の思い描いていたような、幼少期から心の豊かさを育む教育を長年実践していて知見も蓄積されているデンマーク教育に出会い、強い関心を持ちました。
あなたを一言で表すと?
「旅する音楽家」
モーツァルトは「旅をしない音楽家は不幸だ」という言葉を残しています。この言葉の解釈は様々ですが、私は音楽を一生の趣味と位置付け、物理的にも精神的にも旅を続けることで、相対的に物事を理解でき、音楽の枠に留まらない多様な表現が可能になるものと考えています。自分が思ってもいない形で音楽が活きる場面に出会うことも、人生という旅の醍醐味です。
これまでの活動で印象に残っている出来事は?
これまでの仕事では講師としての経験が全く無かった私ですが、それゆえ講座や受講生との方々との対話を通じて自分自身が常にアップデートされていく感覚が印象深いです。
教育に携わる原動力は何ですか?
次世代の育成に投資しないと日本が立ち行かなくなると、仕事を通じて強く感じたのが教育に携わる原動力です。デンマークでは子どもを国の宝として扱っていますが、私は後藤新平の「金を残して死ぬのは下だ。仕事を残して死ぬのは中だ。人を残して死ぬのが上だ。」という言葉が印象に残っています。改めて、山上憶良の句を思い出すべき時代なのかもしれません。
「銀も金も玉も何せむに優れる宝子にしかめやも」
講師として大切にしていることは?
心が震えるほど感銘を受けたデンマーク教育の魅力を、少しでも伝えられるよう工夫すること、講座を通して自分自身も成長し続けることです。

