フィーノリッケ®ペダゴー / 公認心理師
TAKASHI TATEWAKI
- フィーノリッケ®ペダゴー
- 公認心理師
中学校教諭として15年間勤務。その間に1年間の育児休業を2度取得し、育児や教員生活を通して、日本の学校のあり方について考える。その後、現在の学校が抱える課題「不登校」について、子どもには柔軟で総合的な支援を行う役割が必要だと感じて退職。
退職後にデンマークへ渡り、子どもを総合的に支援する「ペダゴー」は日本の教育現場への必要性と親和性が高いことに衝撃を受け、フィーノリッケに参画。現在はフリースクールを運営しながら、「日本のペダゴー」として日々現場で実践をしている。
Q&A
フィーノリッケに入ったきっかけは?
2025年4月に中学校教員を退職し、同時期にフィーノリッケのEDUツアーに参加したことがきっかけです。教員を退職した理由は学校の外側からこどもたち、家庭、学校を支援する立場が必要だと感じたためでした。それらのヒントになるものがデンマーク教育にはあり、フィーノリッケの講座を受け、学びを深めていく中で、15年間の教員生活で抱えていた氷山(違和感)が砕け、溶けていったことがきっかけです。
自分の武器・得意なことは?
学校教育の現場で15年間勤めてきた現場経験とデンマーク教育をリンクさせていく実践力です。現在はフリースクールを運営し、ペダゴーとしてこどもたちに関わっています。また、公認心理師でもあり、心理師としての知見も組み合わせながら、こどもたちだけでなく、保護者、教育者など様々な立場に立った寄り添った支援を心がけることを大切にしています。
デンマークでお気に入りの場所・文化・習慣は?
デンマークの公園です。首都コペンハーゲンの公園は、都会でありながら緑が豊かなのはもちろんですが、サッカーやバスケットボールなど、1つのパーク内に様々な活動ができるように整備されています。公園の数では日本も負けていませんが、公園内で行える内容が多く、こどもの遊びに溢れた、寛容的な文化の象徴と感じました。
デンマーク教育に惹かれたきっかけは?
社会性を学ぶ教育が体系化され、それが国の文化へとつながっているところです。私は大学院で「自己決定と内発的動機づけ」について、研究をしていました。しかし、教育現場に入ると現場は真逆のことをしていたのが印象的でした。デンマーク教育では、幼少期から対話を重視することで「連帯と共生」を体感していきます。日本の文化でもある「連帯責任」のような「連帯」ではなく、社会の一員として生きる力を身につけさせる仕組みがデンマーク教育の中にはあります。
あなたを一言で表すと?
「学び続けたい教育実践者」
元々が学校の教員であるため、新しいことを学ぶことが大好きです。また、4人の父親でもあるのですが、教育現場だけでなく、子育ての中でも学びを実践しています。20年後の未来を見据えて、常に新しい学びと実践を結びつけ、実践力に磨きをかけることを大切にしています。
これまでの活動で印象に残っている出来事は?
一つの出来事に絞ることができませんが、フィーノリッケの講座には教育者の方々だけでなく、経営者の方、保護者の方、中には「子育てを終えて、自分の子育ての答え合わせをしたい」とおっしゃっていた方もいらっしゃいます。そのような方々の人間観に触れるたびに「自分ならどうする?」と自問自答していく瞬間です。
教育に携わる原動力は何ですか?
自分のこどもも含め、これからのこどもたちが「早く大人になって◯◯になりたい!」と言える社会をつくることです。大人になることが不安で、今を精一杯生きることができなくなっているこどもたちに出会うたび、教育の力で何ができるのか?と感じてきました。それは私たち大人の役割であるという使命感が原動力です。
講師として大切にしていることは?
「私もやってみたい!」と感じていただけることです。私自身も現地デンマークの教育や文化、社会制度に触れ、自らの教育観への衝撃とこれからのヒントをたくさん持ち帰ることができました。しかし、同時に「日本ではできそうにない」ということも多々感じました。フィーノリッケの講座は「日本で実践」をテーマに掲げています。講座を受講されたことで、ご自身の動機づけに結びつき、実践していくきっかけになればと思います。

